デスクワークやスマホの使いすぎで、肩がガチガチに固まっていませんか?
マッサージに行ってもすぐに戻ってしまうその辛さ、実は「メディカルアロマ」の知恵を活用することで、効率よくケアできるかもしれません。
当校の「アロマインストラクター講座」などの上級クラスでは、香りのリラックス効果だけでなく、「筋肉や関節の痛み」のメカニズムに基づいた精油の薬理作用を専門的に学びます。

今回は、数ある精油の中から「肩こり・首こり」に特化した最強のアロマ5選と、相乗効果を高めるツボをご紹介します。
一般的なアロマテラピーが「香りで脳をリラックスさせる」のに対し、メディカルアロマの視点では、精油に含まれる成分(化学物質)が持つ「鎮痛作用」「抗炎症作用」「血流促進作用」をダイレクトに活用します。
植物が持つパワフルな成分を皮膚から吸収させ、血液に乗せて患部に届けることで、筋肉の緊張や痛みの元にアプローチするのです。
プロが現場でもよく使用する、実績のある5本を厳選しました。
~天然の湿布薬!痛みの強い味方~
主成分の99%近くが「サリチル酸メチル」で構成されています。これは市販の湿布薬にも使われる成分そのもの。強力な鎮痛・抗炎症作用があり、ガチガチに固まった首や肩、運動後の筋肉痛に最適です。
※注意: アスピリン喘息の方、サリチル酸系のアレルギーがある方は使用できません。刺激が強いため、必ず低濃度で使用してください。
~冷感作用で痛みを麻痺させ血流アップ~
お馴染みの清涼感あふれる香り。「l-メントール」という成分が、皮膚の冷感受容体を刺激して痛みを和らげ(冷却作用)、その後のリバウンド効果で血行を一気に促進します。
ズキズキする頭痛を伴う肩こりや、熱を持ったような重だるさにおすすめです。
~ストレス性の「力み」をほどく~
南国の甘い花の香りですが、実はエステル類による鎮痙攣(ちんけいれん=筋肉のけいれんや緊張を緩める)作用が非常に高い精油です。
「常に肩に力が入っている」「ストレスで食いしばり癖がある」といった、神経性の緊張からくる肩こりの特効薬です。
~心身の緊張を同時に緩める万能選手~
「リラックスの代名詞」ですが、成分の「酢酸リナリル」には鎮痛・鎮静作用があり、筋肉の強ばりを優しく解きほぐします。
作用が穏やかで禁忌も少ないため、初心者の方や、他の強い精油とブレンドする際のベースとして最適です。
~慢性疲労と固まったコリに~
北米の針葉樹から採れる精油。「天然のステロイド」とも呼ばれるコーチゾン様作用を持ち、抗炎症・鎮痛作用が期待できます。
「朝起きた瞬間から肩が重い」「疲れが抜けない」という、副腎疲労気味の方や慢性化した頑固なコリにおすすめです。
| お悩みタイプ | おすすめ精油 | キーワード |
|---|---|---|
| 痛みが強い・ 運動後 |
ウィンターグリーン | 天然の湿布薬、鎮痛 |
| 頭痛がある・ 熱っぽい |
ペパーミント | 冷却、血流促進 |
| ストレス・力み | イランイラン | 脱力、鎮痙攣 |
| 初心者・万能ケア | ラベンダー | リラックス、鎮静 |
| 慢性疲労・ 朝がつらい |
ブラックスプルース | 抗炎症、強壮 |
精油は原液では使いません。
植物油(キャリアオイル)で希釈して「トリートメントオイル」を作りましょう。
| 植物油(ホホバオイルなど) | 10ml |
|---|---|
| 精油 | 合計2~4滴 (1%~2%濃度) |
※敏感肌の方は1%(2滴)から始めてください。
作ったオイルを手に取り、首筋から肩にかけて優しく塗り込みながら、以下のツボを「痛気持ちいい」強さで5秒間×3回ほど押してみましょう。
首の後ろ、髪の生え際の太い筋肉の外側のくぼみ。
自律神経を整え、首こり・後頭部の頭痛・眼精疲労に効果的
天柱から指1本分外側。耳の後ろの骨と筋肉の間のくぼみ。
首から頭への血流を促し、脳の酸欠や重だるさを解消。
首の付け根と肩先を結んだ線の中央。一番盛り上がっている部分。
「ザ・肩こり」のツボ。僧帽筋の緊張を直接緩めます。
肩こりは、「筋肉の緊張」「血行不良」「ストレス」「姿勢」など、複数の要因が絡み合っています。ただ揉むだけでなく、「今の自分の症状にはどの成分が必要か?」を知って精油を選ぶことで、ホームケアの効果は劇的に変わります。これがメディカルアロマの醍醐味です。
アロマスクールでは、こうした「精油の薬理作用」や「体のメカニズム」を基礎からしっかり学べます。
日常にアロマを取り入れて、軽やかな肩と首を取り戻しましょう!