蒸し暑い日々が続いています。
暑さによる症状とは違い、顔に汗がダラダラと出たり、のぼせて眠れないと感じたことはありませんか?
これらは、プチ更年期や更年期のサインかもしれません。
イライラしやすい、眠りにくくなった、疲れやすい…等の症状に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
更年期、プチ更年期の主な症状
- ほてりや発汗
- 顔や上半身に突然のほてりや大量の汗を感じる。
- めまいや頭痛
- 急に立ち上がるとふらつく、原因不明の頭痛が続く。
- 関節や筋肉の痛み
- 関節や筋肉に痛みを感じやすくなる。
- 疲労感や体力の低下
- 日常的に疲れやすく、体力が落ちたと感じる。
- イライラや怒りっぽさ
- 些細なことでイライラすることが増える。
- 不安感や落ち込み
- 何もないのに不安になったり、気分が落ち込みやすくなる。
- 集中力の低下
- 仕事や家事に集中できなくなることがある。
- 睡眠の質の低下
- 寝つきが悪く、眠りが浅い、早朝に目が覚めるなどの睡眠障害。
これらの症状に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
更年期の原因と女性ホルモンの影響
更年期の主な原因は、女性ホルモンの分泌が減少することです。特にエストロゲンの分泌低下が大きな影響を与えます。
エストロゲンは、女性の美と健康を守るホルモンであり、精神的な安定を保つセロトニン量の調節や、脳の血流などとも深い関係があります。
エストロゲンは、身体機能の多くに関与しています。
- 骨の健康維持
- 骨密度を保ち、骨粗鬆症を予防する働きがあります。
- 心血管系の保護
- 血管を柔らかく保ち、コレステロールを調節することで心臓病を予防します。
- 皮膚の健康
- 肌のハリや潤いを保つために重要な役割を果たします。
- 脳の健康と精神安定
- セロトニンなどの神経伝達物質を調節し、精神的な安定を保つ働きがあります。
- 女性らしさの維持
- 出産などの機能の他、女性らしい体つきを保つためにも重要です。
エストロゲンの分泌低下は、身体面と精神面の両方に大きな影響を与え、これが更年期の様々な症状の原因となります。
更年期、プレ更年期・プチ更年期に対して効果が期待できるアロマ
更年期症状に対処するためには、エストロゲンのような作用のある精油を使用することがおすすめです。
対策にオススメのアロマ
- 1. クラリセージ (Clary Sage)
- クラリセージは、エストロゲンのような作用があることで知られる精油です。主成分であるスクラレオールが、エストロゲンのように働くことで、ホルモンバランスを整え、更年期の症状を和らげる効果があります。月経前症候群(PMS)や生理不順、ホットフラッシュなどの不調に役立ちます。
- 2. セージ (Sage)
- セージもエストロゲンのような作用があり、ホルモンバランスを調整するのに役立つ精油です。特に、更年期のホットフラッシュや発汗のコントロール、月経前症候群の症状緩和に効果があるとされています。また、精神を安定させる作用もあり、イライラや不安感を軽減します。
- 3. スターアニス (Star Anise)
- スターアニスは、アネトールという成分を多く含み、これがエストロゲンのような作用を発揮します。女性ホルモンに似た働きをし、更年期症状の緩和に効果的です。特に、ホルモンバランスを整え、更年期に伴う気分の浮き沈みや月経不順を改善するのに役立ちます。
- 4. フェンネル (Fennel)
- フェンネルには、エストロゲンのような作用を持つアネトールが含まれており、女性ホルモンのように作用することで、更年期や月経前症候群の症状を和らげます。特に、消化不良や胃の不調に対しても効果があり、ホルモンバランスを保ちながら、全身の健康をサポートします。
- 5. ニアウリ・シネオール (Niaouli Cineole)
- ニアウリ・シネオールは、エストロゲンのような作用を持つ精油として知られています。免疫力を高め、炎症を抑える効果があるほか、ホルモンバランスを調整する働きがあります。特に、更年期におけるホットフラッシュや気分の変動を和らげるのに役立ちます。
更年期、プレ更年期・プチ更年期に対して効果が期待できるツボ
アロマオイルと併せて、以下のツボを押すとより効果的です。
おすすめのツボとセルフケア
三陰交、血海、次髎(じりょう)
これらのツボを押しながら、アロマオイルを塗布することで、更年期の不調を和らげることが期待できます。
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