夕方になると靴がきつくなる、朝起きると顔がパンパン…。長時間のデスクワークや立ち仕事、冷えやストレスなど、多くの女性を悩ませる「むくみ」。その原因は、体内の余分な水分や老廃物がうまく排出されずに溜まってしまうことにあります。
マッサージをしても一時的ですぐに戻ってしまう…と感じるなら、それはご自身の体質に合ったケアができていないのかもしれません。
メディカルアロマは、植物の精油(エッセンシャルオイル)が持つ薬理作用を利用して、心身の不調にアプローチします。血行やリンパの流れを促進したり、利尿を促したりする精油の力を借りることで、つらいむくみの根本的なケアを目指せます。

この記事では、私たちアロマスクールが実践するメディカルアロマの知識に基づき、あなたのむくみタイプを診断し、それぞれに最適な精油を使った「スリミングジェル」の作り方と効果的なセルフマッサージ法をご紹介します。
まずはご自身のむくみがどのタイプに近いか、チェックしてみましょう。
体内の余分な水分の排出を促す「利尿作用」や、リンパの流れを促進する「うっ滞除去作用」に優れた精油がおすすめです。
血管を広げ血流を促す作用や、筋肉の緊張を和らげる「筋肉弛緩作用」のある精油で、気の巡りをスムーズにしましょう。
高い鎮静作用や鎮痛作用で、心と体の両方から緊張を解きほぐしてくれる精油が役立ちます。
自律神経のバランスを整えたり、血行を促進したりする作用のある精油で、全身の巡りをサポートします。
肌への浸透が良く、べたつかないジェルはマッサージに最適です。
| ジェル基材(ジェルナチュレなど) | 15g |
|---|---|
| 植物油(ホホバオイルなどお好みで) | 小さじ1/4 (約1.25ml) |
| 精製水 | 15ml |
| あなたのタイプに合った精油 例:Aタイプなら ジュニパー3滴+サイプレス3滴 |
合計6滴 (濃度1%) |
| ジェル容器 | 30g |
ジェルを塗る際は、ただ塗るだけでなく、リンパの流れを意識したマッサージを加えることで効果が格段にアップします。入浴後の体が温まっている時に行うのがおすすめです。
心臓から遠い末端から、中心に向かって優しく流すのがポイントです。
内くるぶしの最も高いところから、指4本分上にあるツボ「三陰交」。
ここは、むくみや冷え、婦人科系の不調にも効果的と言われます。
ジェルを塗る際に、親指で5秒ほどかけてゆっくりと押し、ゆっくりと離す、というのを数回繰り返してみてください。
メディカルアロマの魅力は、ただ良い香りを楽しむだけでなく、ご自身の体質やその日の体調に合わせて精油を選び、積極的に心身の健康に役立てられる点にあります。
今回ご紹介した体質判断は簡易的なものですが、これをきっかけにご自身の体と向き合うことの楽しさを感じていただけたら幸いです。
「自分の体質をより詳しく知りたい」
「精油の薬理作用や禁忌事項をしっかり学んで、安全に使いこなしたい」
「東洋医学の視点も取り入れた、本格的なアロマトリートメントを学びたい」
当アロマスクールでは、基礎から学べる「ナード・アロマアドバイザーコース」のほか、経絡や解剖学に基づいたプロの技術を習得できる「経絡メディカルアロマセラピストコース」など、あなたの目的に合わせた多彩な講座をご用意しています。
知識は、あなたとあなたの大切な人を守る一生の財産になります。ぜひ、体験レッスンでメディカルアロマの奥深い世界に触れてみてください。