連日の猛暑に、「なんだか体が重だるい」「食欲がなくて、やる気が出ない…」といった夏バテの症状に悩まされていませんか?
その不調、実は体のサインを健気に送り続ける「腎臓」の疲れが関係しているかもしれません。
この記事では、心と体の不調に寄り添うメディカルアロマの知識を活かし、夏バテの根本原因である「腎臓ケア」に焦点を当てたセルフケア方法を、アロマの専門家が詳しく解説します。
正しい知識で精油の力を借りて、内側から元気に夏を乗り切りましょう。

「アロマ=リラクゼーション」というイメージが強いかもしれませんが、メディカルアロマは一歩踏み込み、精油が持つ薬理作用(心や体への働き)を活用して、不調の予防や心身の健康維持を目指すアロマテラピーのことです。
一般的なアロマが「香りを楽しむ」ことを主目的とするのに対し、メディカルアロマはより具体的なお悩み(例えば、ストレス、不眠、消化不良など)に対して、精油の成分がどのように働きかけるかを理解し、活用していくのが特徴です。
当アロマスクールでは、こうした精油の専門知識を基礎から体系的に学ぶことができます。
なぜ夏になると、体はバテてしまうのでしょうか。主な原因を見ていきましょう。
そして、これらの要因すべてに深く関わっているのが「腎臓」です。
腎臓は、血液をろ過して老廃物を尿として排出する、体のデトックスを担う重要な臓器。それだけでなく、水分バランスの調整、血圧のコントロール、ホルモンの分泌など、生命維持に欠かせない多くの役割を担っています。
夏は汗をかくため、体内の水分バランスが乱れがち。腎臓はフル稼働でその調整にあたりますが、冷たいものの摂りすぎで血行が悪くなったり、自律神経が乱れたりすると、腎臓の機能も低下してしまいます。
その結果、「老廃物が溜まる」「むくむ」「だるい」といった、まさに夏バテの症状が現れるのです。
ここでは、腎臓の働きをサポートし、夏の不調を和らげるメディカルアロマの活用法をご紹介します。ご自身の体調に合わせて、精油を選んでみましょう。
体の巡りを促し、余分な水分や老廃物の排出をサポートします。
バスオイルあるいは乳化剤10ml杯に、上記の精油を合計3〜5滴混ぜてお湯に溶かします。全身浴は血行を促進し、足湯は手軽にむくみをケアできます。
冷えた内臓を温め、消化機能を助けます。
洗面器に熱めのお湯を張り、ジンジャー精油を1〜2滴垂らしてよく混ぜます。タオルを浸して固く絞り、胃や下腹部に当てて温めます。
気温差によるストレスやイライラを鎮め、心を落ち着かせます。
ティッシュやコットンに1滴垂らしてデスクに置いたり、アロマディフューザーで空間に香りを広げたりするのが手軽です。
寝苦しい夜の心身の緊張をほぐし、質の良い睡眠へ導きます。
就寝の30分〜1時間前から、ディフューザーなどで寝室に香らせておきましょう。(※イランイランは香りが強いので、1滴から試してください)
精油は植物の力が凝縮されたパワフルなものです。
安全に活用するために、以下の点を必ず守ってください。
今回は、夏バテと腎臓の関係、そしてメディカルアロマによるケア方法をご紹介しました。
自分の体調に耳を傾け、植物の力を借りてセルフケアをすることで、夏をより健やかに、心地よく過ごすことができます。
まずは気になる精油を一つ、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
「精油のもっと詳しい作用を知りたい」
「自分や家族の体調に合わせて、自信を持って精油を選べるようになりたい」
もし、そう感じたら、アロマスクールで本格的に学んでみることをお勧めします。正しい知識と安全な使い方を身につけることは、あなたとあなたの大切な人の健康を守る一生の財産になります。
当スクールでは、初心者の方からプロを目指す方まで、一人ひとりのレベルに合わせた講座をご用意しています。